初心者さんでも育てやすい冬の花の選び方はどうしたらよいの?
毎日寒い日が続いておりますが、ガーデンセンターやホームセンターの店先にはパステルカラーの春を告げる花達がちらほら並んでくる時期になりました。
「でも、この寒い時期に外に植えたら枯れてしまうのでは・・・」
と心配されてなかなか一歩が踏み出せない方も多いのではないでしょうか?
「いえいえ、大丈夫です。ちょっとやそっとでは枯れない丈夫で可愛い植物がありますよ!」
ガーデンで冬に咲くおすすめ植物達のセレクション
①クリスマスローズ(ガーデン・ハイブリッド Helleborus ×hybrids)
冬から早春ににかけて開花する、耐寒性(寒さに耐えることができる性質)が強い多年草(何年間も植物体そのままが枯れないこと)です。丈夫で育てやすく、毎年、花を楽しむことができ高い人気を集めています。最近は、品種改良が進みいろいろな色や形の優れた種類がお手頃な価格で数多く出回るようになり、どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いと思います。
鉢植えや寄せ植えにして他の植物と組み合わせて玄関先に飾るか、また、花壇に直接植えて大きく育てたボリューム感を想定しておくと、好みの品種を決めやすくなります。クリスマスローズは、高価なものだけがよいものをは限りません。健全に生育し、病害虫が発生していないかどうかをよく確認したうえで好みの花を選んでみましょう。
A.好みの花色を決めよう
白、ピンク、赤紫、アプリコット、緑、黄、グレー、黒などの花色がありそれぞれに濃淡があります。また、複数の色が微妙に混ざり合うバイカラー、ピコティ(花弁(花びらこと)の縁取り)やスポット(花弁の小さな斑点)ブロッチ(花弁の大きめな斑点)などの模様が入る場合もあります。
B.花の咲き方を選ぼう
一重咲き(シングル)、八重咲き(ダブル)、半八重咲き(セミダブル)の3種類があります。全般的に一重咲きは清楚さやシンプルな美しさが際立ち、八重咲きは花弁のエレガントな雰囲気が魅力です。半八重咲きは、両者の相反する要素を兼ね備えています。
C.花弁の形を確認しよう
一重咲きは5枚の花弁の大きさや形状がほぼ同じ、または花全体のバランスがある程度整っている花を選ぶとよいでしょう。八重咲きは、花弁の重なり方が美しい花を選ぶとよいでしょう。
D.ほかの注目ポイント
花の雰囲気は、大きさや咲く向きなどによっても大きく変わります。花径3cm未満の小輪花には可愛らしさが6cm以上の大輪花には存在感があります。下向きに咲く花は奥ゆかしさがあり、横向きに咲く花は周りをぱっと明るく照らしてくれる様です。
花付きの開花株の多くは、初めて花を咲かせた状態で出回ります。入手後2年目以降は株が充実する為、花数が増えるほか、花色が濃くなるや花が小さくなるなどの変化が現れることもありますが、これが本来の姿です。
栽培環境や管理方法によっても花色が微妙に変化するので、2年目以降に咲くのは育てていらっしゃるあなたのオリジナルの花色になってきます。
☝達人アドバイス☝
優れた花を選ぼうとするあまり、細部にこだわりすぎてはいけません。株全体の雰囲気を重視して選んでください。あなたの感性にぴったりマッチするものが一番です。きっと思いがけない素敵な出会いがあるかもしれません。