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【風通しも植物の生長を決める!】初心者さんに教える植物が好きな風の強さは?

「小さい庭」に理想の風の当て方は?

風も植物が生長するためには欠かせない要素です。
葉を適度に揺らす、そよそよとしたそよ風のような風が理想です。
風がないと蒸れてしまい、カビが生えたり病害虫あ発生しやすくなります。
しかし、風が強すぎると花や葉が傷んだり、枯れたりして逆にストレスになってしまいます。
小さな庭では、風通しを確保する為に、庭に物置や大きなフェンスなどの構造物を設置して風の通り道を遮ったりしない様にしましょう。
また、ひとところのみに植物をまとめて植えすぎたりするのもあまりよくはありません。
住宅が密集しているところの小さな庭では、風の通り道になりやすいので
まとまって強い風が吹き込むこともあります。
その場合は、その箇所には風よけを設置したり常緑樹を植えたりして
風を遮りましょう。

植栽面積に限りがある小さな庭に同じような草丈の植物をぎっしりと植えてしまうと、当然、風通しは悪くなり見た目も単純で平坦になりがちです。
植え付けの際に株間を十分とったり、高低差があるいろいろな種類の植物を植えて密集しない様に変化を出してみましょう。
だんだんイメージができてきたら、ラティスフェンスやオベリスクなどを使って
バリエーションを工夫してみると楽しい庭ができてきます。

風通しがよい庭に草丈60cm以上の植物を育てる場合は、風でストレスを受けて
茎や葉が折れたりしてしまう事もあります。
その場合は、支柱を立ててしっかりと固定することが必要です。
ホームセンターやガーデンセンターには、大小さまざまな支柱がありますので
植物の性質によって使いわけましょう。
もし、庭にある樹木を剪定した枝がある場合は、それを利用してナチュラルでエコな支柱もありますね。天然素材ですので、庭になじみやすく一体感が生まれます。

植物の生長をイメージしてみよう

風通しをキープするには、植物の選び方や配置の仕方も大切です。
風通しが悪い場所では、乾燥気味な環境が好きな湿気に弱いゼラニウムなどの植物は避けて、多少湿気に強いインパチェンスやギボウシなどが適しています。

庭は、一朝一夕では完成しません。
1年後、3年後、5年後・・・の庭の風景をイメージしながら
植物(特に樹木類など)や構造物を選んでいきましょう。
草花類は好みが多少変わっても、それほど影響はありませんが
大きなものは「こんなイメージではなかった。。。」と思っても
なかなか交換はききませんので。

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