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ガーデニングビギナーさんのための庭造りのコツ【2月の作業リスト】

春の兆しが見えてくる時期ですが・・・

朝晩少しずつ日の光が長くなってきていますが、まだまだ霜や雪の影響に注意しましょう。植えてから間もない、樹木や灌木や球根が霜柱で浮きあがってしまったり、強い風で傾いてしまっていたりする様でしたら、しっかりと地面に固定したらい植え戻したりしましょう。

樹木の健康状態のチェック(病気になっていないか?虫の卵などがないか?)や、誘引してある支柱や縄などがゆるんでいたら補修をしましょう。樹木の生長度合いに応じて、新しいものに取り換えたり、締め直したりすることが必要です。

特に、コニファー類などの針葉樹、オリーブなどの常緑樹は雪の重みや強風などでダメージを負い、枝の間に雪が入ったりして避けてしまうこともありますので、麻紐などで枝をひとまとめに縛り、枝や葉の上に積もってしまった雪がありましたら早めに取り除きましょう。

降雪量の少ない地域にお住まいの方達は、休眠している薔薇を剪定するのは春前までは今月がラストチャンスです。3月になると、根から水を吸い上げる力が増しますので、蒸散量が増して、剪定したところから傷んでしまう原因になります。

寒い地域にお住まいの方で冬の間にカバーしている植物がある場合、霜のリスクがなくなる時期までしっかりと保護ができている状態か、再度、確認しましょう。

落葉樹(鉢栽培)でお持ちの方は、休眠している今が植え替えの適期です。生長して鉢が小さくなっている場合は速やかに取り換えましょう。鉢から抜いてみて古い根がぐるぐると回ってしまっている場合は、鋏などで古根は取り除き、新しい根の伸長を促しましょう。植えていた鉢よりも一回り大きな鉢を準備し、鉢底にネットを敷いて(虫の侵入を予防したり土の流出を防ぐ)ネットの上に鉢底石や軽石を敷きます。植え替え用の培養土を入れ、元の土のレベルと変わらない様に高さを調節します。土を平均的に入れ込む為に、割りばしなどでつついて隙間がない様にします。この後の伸長をさらに促す為に、追肥用の固形肥料を土の上に置きます。植え替えが終わったら、水をたっぷりとかけて完成です。植え替えてから1週間は、水切れをおこさない様に注意しましょう。

2月の冬期の作業のひとつひとつは地味なのですが、ガーデナーにとって来るべき春のトップシーズンを迎える為にはとても大切なことです。

この作業をしてこそ、美しい花を愛でることができるのです。

 

 

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