土と肥料

ガーデニング初心者さんに教えるハーブの土と観葉植物の土の違いとは?

Q.ハーブを植えたいのですが、観葉植物の土を使っても大丈夫ですか?

市販の、観葉植物の土と、ハーブの土って、一緒に使ったらだめなんですか??
そんなに、違う構成なのでしょうか???他にも、ガーデニング用やプランター用、野菜用などあってよくわかりません。。。

このようなお悩みを持っていらっしゃる方も多いのではないでしょうか?

 

ホームセンターやガーデンセンターで便利に入手できるようになる以前は、赤玉土・鹿沼土・バーミキュライト・ゼオライト・黒土・腐葉土・桐生砂などなど培養土になる原料をそれぞれ購入して自分で配合していました。

 

市販されている培養土の特性とは、根腐れしやすい作物は水はけを良くする原料(バーミキュライト、ゼオライト、パーライト、ピートモスなど)を使用したり、乾燥厳禁な作物用には保水材を入れていたり(ベラボンなど)
長期栽培作物用は肥料持ちを良くするために溶けにくいロングタイプ化成肥料(マグアンプKなど)を配合しております。

サボテン・観葉植物など対象範囲が狭い培養土は専用性が高い商品です。

野菜・花・プランター・花壇というネーミングの商品はある程度万能です。

観葉植物は主に室内に飾ることが多いので、保水性や排水性を重視した配合になっていることが多いです。ハーブは、主に屋外で育てますし、観葉植物類に比べて根も細かいです。

観葉植物→土の組成が粗目

ハーブ→土の組成は細目

上記の様に配合されていることが多いです。

これを踏まえて、ハーブの土に赤玉土を混ぜて観葉植物を植えたり、観葉植物の土に腐葉土を混ぜてハーブを植えたりすれば育成も良好です。

市販の培養土に混ぜてある肥料はあらかじめの初期生育用でほとんどのものの肥料効力は約1か月ほどくらいしかありません。丈夫に健康に育てるためには、追肥という作業が必要になってきます。

追肥は、市販のタブレット状になっている置き肥がとても便利です。有機肥料と化成肥料のものがあります。化成肥料は即効性がありますので、ほとんどのものは施してから約1週間で効いてきますが、有機肥料はゆっくり効いてきますので肥料が切れ始めるより前に施すようにしてください。目安でいうと、植え付けをしてから約2週間ほどで追肥をすると肥料切れの心配はありません。

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