種から育てるガーデニングにチャレンジしてみよう!
花や野菜やハーブの栽培を種まきからはじめると、ホームセンターやガーデンセンターの店頭で苗では見かけない、自分の好きなものを育てることができたりします。
また、苗を購入するよりも安価でたくさんの数の苗を得ることができたりと、メリットがたくさんあります。
ポットやプラグトレーなどの専門の育苗資材を買っても、来年続かなかったらどうしようかな?と迷っている方におすすめな身近な代用品をご紹介します。
一番のおすすめは「卵パック」
スーパーなどで市販されている卵のパックに土を入れると、簡易プラグトレーのできあがりです。ふたを閉めて洗濯ばさみなどでとめると、ミニ温室状態になります。ほとんどの植物の発芽適温は25℃前後ですので、春先などは日なたに置いておくと発芽しやすい環境になります。
(ただし、蓋の上部に蒸れてしまわない様に通気をとるちいさな穴は開けて下さいね。)
もちろん、蓋と容器本体を切り離して、入れ物2つ分として使ってもOKです。
準備は簡単!卵が入っていた場所のとがった部分に、はさみなどで、水を抜くための穴を開けるだけです。
穴を開けた卵のパックに、種まき用の土を入れます。容器をつぶさないように気を付けましょう。
土が入ったら、種をまく前に水をまいて土に水分をふくませ湿らせます。
種を土の上にのせ、軽く覆土をして手で抑えてから、再び水やりをします。
発芽して、双葉が重なり合うようになったら間引きをし、本場が3~4枚になったところで、ポットなどに移植したりプランターなどに植えたりしましょう。
「緑のカーテン」に使われるゴーヤなどは初めての方におすすめです。
また、ホームセンターなどで苗を買うと、ビニール製の育苗ポットに入っていますが、紙コップはその代用品になります。直接種を播いたり、小さい苗をさらに大きく育てるのにも使えます。
卵パックのときと同じように、底に穴を開け、土を入れた後に水で湿らせてから種をまきます。
紙コップに種をまくといいのは、鉢上げの必要がないことです。
そして、育苗ポットほど大きくないので、土を使いすぎなくてすみます。
水をやって「目が覚めた」種が乾いてしまうと、発芽しにくくなります。
一度目が覚めてから乾燥させてしまうと、そこで生長が止まってしまう場合もありますので気をつけなくてはいけません。
そこでおすすめなのが、新聞紙とラップ。種から芽が出るまでに光が必要な種(好光性種子)にはラップを、光を嫌う種(嫌光性種子)には新聞紙をかけるといいですよ。温度と湿度を確保できます。
身近なものを使って、さらにエコなガーデニング。
この春は、ぜひチャレンジしてみましょう!